地獄のしつけ

一時期、地獄の閻魔大王、鬼を使って子供をしつけることが話題になっていました。嘘をついたら閻魔大王に舌を抜かれると似ています。地獄というわかりやすい負の極みをイメージさせて子供を一瞬で操る荒技です。秋田県男鹿半島の「なまはげ文化」と同じ手法のようです。

さて、簡単に物事を理解できてしまう昨今、もう少し回りくどい知識を用いたらどうでしょうか。そうですね。仏教はいかがでしょう。

 

例を挙げていきます。

①もし子供が悪さをして謝らない場合。「昼夜を問わず人々を救って下さっている薬師如来様が、9時5時の勤務態勢になって夜中にお腹が痛くなっても翌日の9時までお腹が痛いままだよ。」

②まだ子供が謝らない場合。「薬師如来様だけでなく、昼のサポートをして下さっている日光菩薩様、夜をサポートして下さっている月光菩薩様も勤務時間に休みを取るようになって、もし休憩時間にお腹が痛くなっても今まで以上に治りが遅くなるよ。」

③もし子供が何度も嘘をついたら。「今までは優しく諭してくれていた聖観音様だったけど馬頭観音様(怒りで人々の煩悩を断ちきる)になって現れてかなり怒られるよ。」

④まだ子供が嘘をつき続ける場合。「密教の絶対的存在である大日如来様の化身ともいわれる不動明王様が来て・・・。どうなるかな?」

④虫を水に入れて遊んでいるとき。「そんなことをしたら自分が溺れそうになった時に不空羂索観音様が羂索(投げ縄)ですくい上げて助けてくれなくなるよ。」

⑤赤ん坊に対して優しくしなかったら。「もっと優しくしなさい。さもないと、三途の川で迷っている赤ん坊を救って下さっている地蔵菩薩様がその仕事を辞めて、赤ん坊が、○○くん(△△ちゃん)のせいでもっと不幸になっちゃうよ」

⑥言葉遣いが悪い場合。「輪廻転生するよ」

 

自分で書いていて子供には通じないなと感じました。

一瞬でイメージ化させることができる地獄はやはりすごいと言うことですね。